ムーチャス入江さん
カミロボ専属アナウンサーの「ミスターマイク」としてカミロボファイトに声で出演。カミロボイベントでは、リングアナやMC として、ブルーキラー予告編や黄金では俳優としても出演。安居さんとは旧知の仲で、カミロボ最大の理解者。
■これまでに参加したカミロボ関連の仕事:
カミロボファイト、カミロボライブ、ミスターマイク、「居酒屋ブルーキラー」「黄金」




──カミロボに関わるようになったきっかけを教えてください。

入江 安居君とは、'97年くらいからのつきあいになります。彼が、ある会社でマスクとかコスチュームを作っている時に知り合って。その会社は、メキシコのプロレス団体を日本に招聘して興行をやってたんですね。その興行で僕はリングアナをやっていて、そこで出会ったんです。しばらくして、東京ビッグサイトで開催されたイベントに安居君が出展しているというので、遊びに行った時に、「こんなのやってるんですよ」とカミロボを見せてくれて。それから、バタフライさんと安居君がカミロボを一般に公開することになって、カミロボファイトを映像化するときに、実況を入れるなら入江さんってことになったみたいで、呼ばれた、と。地下プロレス軍団のカードで、「魔王と剣山がはじめて結託した試合」が、実況を入れた記念すべき第一回でしたね。大変でしたけど、楽しかったですねぇ。

──イベントなどでは、生のカミロボファイトに即興で実況をつけて行く、ということで、多くのスタッフの中でも、特に安居さんとの距離は近いと思うんですが?

入江 よく言われるんですけど、「シンクロ率」は高いですかね。カミロボファイトの時、試合の流れはある程度安居君と僕との読み合いなんです。それが楽しいんですよ。例えば試合中の一瞬に、僕の中でも選択肢がいくつかあるんですけど、その時の選択がハマる時も、外れる時もあって、それがたまらない。

──プロレス好きとしての安居さんは、どんな人?

入江 関わり始めてから現在まで、彼のプロレスはどんどん移り変わって新しくなっているんですね。カミロボファイトの世界は、昭和のプロレスがベースになってはいます。彼が少年期、思春期に見ていたプロレスですよね。ところが、最近ではそれが現代のものとうまくミックスされている。しかもそれが単なる局面についてだけでなく、カミロボプロレス界全体についていえると思うんですよ。「居酒屋ブルーキラー」がいい例で、カミロボプロレス界の奥深さが端的にわかる例ですよね。あと、彼は学生時代に映画を作っていた事もあって、非常に優れた「ストーリーテラー」の側面も持っています。だから、周りに対する観察力、洞察力、想像力が並外れていて、ちょっと怖いな、と思う事すらあります(笑)。

──今後やりたいことは?

入江 もちろんカミロボに関わり続けて行きたいですね。もはや、ライフワーク的な存在になってますからね。「ミスターマイク」という大事な役割も持たせていただいてますし、すべては伝えきれないでしょうが、カミロボ世界=安居くんの頭の中を一般のみなさんに伝える「伝道師的」な役割を果たせれば、と思ってます。

──入江さんにとって、カミロボとは?

入江 以前にも答えた事があるんですが、全くかわっていませんね。「頭の中の一部」です!

──ありがとうございました!